ヘリウムガスを吸うと声が高くなって面白い声になりますよね!
あれってなんで声が高くなるかご存知ですか?
それは、声が出る仕組みと音が伝わる速さが関係しているんです。
私たちが発声するときは、まず肺から空気が出て、その空気が喉にある声帯という膜の震えによって音の波になります。
そして、口を出るまでの声道という空間で、音の波が響き合い、共鳴することによって音になります。
ヘリウムはとても小さく動きやすい分子です。そのため、音を普通の空気の約3倍の速さで伝えます。ヘリウムガスを吸って肺から空気を出すと、空気が通常よりも速く音を伝えるので、声道で共鳴する音の振動数も高くなり、高い声になって聞こえるのです。
風船に入っているヘリウムガスを吸っても平気?
「風船用」として使用するヘリウムガスは濃度100%のものがあり、パーティグッズ等で販売されている「変声用」のものとは成分等が異なります。
そのため、風船用のヘリウムガスを直接人体に吸引すると酸欠状態や呼吸困難を引き起こし、生命・身体にかかわる危険がありますので、絶対に吸引しないでください。
吸引する場合はヘリウムガスだけではなく適正な濃度の酸素ガスが混合されたものを使用してください。
(一般社団法人日本バルーン協会 ヘリウムガスの吸引に関する注意事項より抜粋
http://jba1.jp/guideline.html#attention)
実際に飾り付けに伺った際に「この浮いている風船の中身吸ったら声変わるの?」と聞かれることがあります。
きちんと上記のように説明しますが、知らない方のが多いんだなといった印象だったのでしっかりと理解してもらえるように説明して風船業界に携わる人間として事故を未然に防げるようにしたいとより一層感じました。
ヘリウムガスが売っているところは?
インターネットの通販サイトや街中のバルーンショップなどで販売・貸し出しをしています。
風船を買うとヘリウムガスを入れてくれるサービスがあるお店などもあるそうです。
大きなボンベタイプの「バルーンタイム」や少し萎んでしまったアルミの風船に補充する用の小さな缶も販売されています。
使う用途によって種類を分けられるのは便利ですね!
もちろん弊社もヘリウムガスのお取り扱いがございますのでお気軽にお問い合わせください。
ヘリウムガスの捨て方は?
上記に書いた大きいボンベタイプだと捨て方に困惑しますよね。
ヘリウムガスは無害の安全なガスなので一般的なガス缶などとは違い、火気に注意する必要はありません。
大きなボンベタイプのものは、中に入っているヘリウムガスを必ず使い切った後ノズルを取り安全孔をマイナスドライバーでめくります。
ここまでやればもう各市区町村・自治体の捨て方(不燃ゴミ・粗大ゴミなど)に合わせて処分するだけです。
小さな補充用の缶も、必ず中のヘリウムガスを使い切ってから各市区町村・自治体の定める捨て方で捨てるだけです。
バルーンショップや通販でレンタルをしているお店もあるので、たくさんの量を使うなどの場合はお店にレンタルができるか確認してみたほうが確実です。
ヘリウムガスで風船を浮かして飾り付けしたいけど難易度が高い・入手方法がわからないなどでお困りの方に少しでもお役に立てたでしょうか。
安心・安全なヘリウムガスで皆様のお祝いの場を風船で彩るお手伝いができますように・・・!